世界最強の暗殺者

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第22章ゼロポイント

ジェイド視点

私は書き終えたAPカルキュラスの試験用紙を手に、ハンソン先生の机へと向かった。先生は、隠そうともしない侮蔑の色を浮かべた顔で私を見ている。二十五分――割り当てられた時間の三分の一にも満たない。ほとんどの生徒はまだ答案用紙に身をかがめ、最初の数問に必死で取り組んでいるところだった。

背中に先生の視線を感じながら、静まり返った試験教室を後にする。前の人生では、全速力で走りながらミサイルの弾道や狙撃弾の軌道を頭の中で計算していたのだ。それに比べれば、APカルキュラスなど子供の遊びみたいなものだ。

いつもなら家に帰る時間まで二時間近くあったので、私は学校の運動場へ向かった。腕立て伏...

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