第22話

エミリーの視点

アレックスの体と香りが私を催眠状態にし、彼の完璧に彫刻されたような体から目を離すことができなかった。

私は彼が欲しかった。

彼の味を知りたかった。

彼を中に感じたかった。

彼を求める欲望が私の内側で燃え上がり、その思いは深く刻まれていた。

愛液があふれ出し、脚を伝って流れ落ちていた。

私は黒いシャツを頭からかぶっただけで、それが全身を覆うと知っていた。まさか運命の絆とアレックスの香りに不意打ちされるとは思ってもいなかった。

私の視線はアレックスが腕を広げる姿に釘付けになり、意志に反して一歩前に踏み出していた。

この絆が私に感じさせ、求めさせるものは、手の届かないところにあった...

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