第39話

エミリーの視点

アレックスが出ていくとすぐに、私は我に返った。まるで彼の匂いと体が私を支配していて、彼が部屋から出ていった今、より冷静に考えられるようになった。

「一体何が起きたの?」私は小声で呟いた。「どうしてこんなに手に負えなくなるまで許してしまったの?」

私は鼻筋をつまみ、目を閉じた。

でも、私たちの情欲的な前戯の光景が目の前によみがえり、下着が濡れてきた。

ああ女神様、いったいあれは何だったの?

まったく、私は彼のアソコを胸の間に挟んでいたのよ!

顔が熱くなり、突然息ができなくなった。恥ずかしさで一杯だった。

アレックスは私のことをどう思うだろう?

私はあんなこと一度もしたことがない—...

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