第174話

「私の予想は間違ってなかったみたいね。叔母さんと火叔父さんの間には、本当に複雑な関係があったんだ。

この話は叔母さんが十八歳の少女だった頃まで遡るんだけど、当時、叔母さんは実は父さんのことが好きだったんだ。でも父さんは叔母さんをずっと妹のように見ていて、恋愛感情なんて持っていなかった。だから結局、叔母さんは父さんの女にはなれなかった。

でもその後、どういうわけか火叔父さんが突然叔母さんに惚れちゃって、父さんもそれを知ってから二人を懸命に仲を取り持とうとしたんだ。けど叔母さんの心の中にはその時まだ父さんしかいなくて……結局、そんなやり取りの末、火叔父さんと叔母さんの間には恋人とは言えないけど...