絶色の香り

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第371話

彼の言葉に、私は黙り込んでしまった。確かに最初は傲慢だったが、後半になると態度が変わり、落ち着いた様子で脅しではなく、ただ事実を伝えているかのようだった。

「お前はその力を持っていると思っているのか?」

「俺にその力があるかどうか約束はできない。ただ前もって言っておくだけさ。お前が俺に力がないと思うなら、いつでも勝負してみればいい。俺はいつでも歓迎だし、どんな挑戦も受けて立つ」

毛三は客を主にするかのように、まるで私が後から来た者であるかのように振る舞っていた。その傲慢な態度は、笑仏の手下たちよりもさらに横柄に感じられた。

昊霖がまた口を開いて罵ろうとしたが、私は彼を引き止めた。今彼を...

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