460話

ウィローは左右に身をかわし、ミッチェルは一歩前に踏み出して、彼女の身もだえする体を洗面台に押し付けた。彼は鏡を見上げ、ウィローの耳に顔を近づけ、先ほどの質問を優しく続けた。「ハニー、今なんて呼んだ？」

ウィローのイブニングドレスはすでに床に落ちていた。彼女は恥ずかしそうに胸の前で腕を組み、小さな声で答えた。「ミッチェル」

ミッチェルは頭を下げて彼女の耳に優しくキスをした。その繊細なキスに彼女はめまいを感じ、まるで立っていられないかのように、全身がゼリーのように柔らかくなった。

キスをしながら、ミッチェルはかすれた声で言った。「間違った呼び方をしたら罰があるよ」

ウィローの頭は混乱し、は...